住まい・インテリア

2025年4月13日 (日)

電気カミソリの電池交換に挑戦

充電池が劣化した日立製シェーバーRM-TX953の電池交換を試みた。
まずは分解して、中に使っている電池の型番を確かめる。未経験のタイプの構造だったが、接着剤で固定されているのは側面の滑り防止用ラバーだけで、他はツメの嵌め込みとネジとクリップ止めだけで、一応復元可能な形で分解でき、バッテリーのパックを取り出せた。パックはSanyo UR-212というもので、Sanyoの独自規格のようでインターネットで売っているのを見つけられない。このパックの中にUR18500Fという汎用のリチウム電池セル(単三電池くらいのサイズ)が入っているらしく、こちらはインターネットでいくつか見つかる。ただし、簡単には買えそうにない。
こここまでやって、めんどくさくなったので、別のシェーバーを使うことにした。ちゃんちゃん。

2023年1月24日 (火)

リョービ製高圧洗浄機の部品互換性

古いリョービ製高圧洗浄機の部品を交換する際に得たノウハウを披露。

◯経緯
古いリョービ製の高圧洗浄機を直す際にいくつかの部品を交換し、正規品を入手できないものは代替品を使った。それらの互換性の知見を記録に残す。
今回修理した高圧洗浄機はリョービAJP-75であり、すでに生産終了した機種である。また、リョービは、高圧洗浄機を含む電動工具関係の事業を京セラに譲り、現在は京セラブランドで高圧洗浄機が売られているが、AJP-75の生産終了はそれよりずっと前なので京セラから同型機は販売されていない。よって、機種専用の交換部品の入手が難しくなっている。現行機や機種共通部品ならば今でも京セラから入手できる。

◯全体の構成
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(図をクリックすると大きい絵で見られます。 )
高圧洗浄機本体、付属品、市販品からなり、今回、ほぼ全ての接続部分に手を入れたので、以下、それぞれの部分について説明していく。

◯蛇口と給水ホースの間の接続
ここの接続に関してAJP-75にはそのための部品などは特に付属せず、ユーザーの裁量に任されている。普通はジョイントやカプラと呼ぶものを使って蛇口とホースをつなぐことになると思う。これは業界標準 のメーカーTAKAGIの用語であるが、蛇口側に付くニップルと、ホース側に付くコネクターの2つの部品を合わせてジョイントと呼ぶ。これにより、蛇口とホースの脱着が簡単にできるようになる。
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◯給水ホースと高圧洗浄機本体の間の接続
高圧洗浄機本体の吸水口はおねじが切ってあり、通常はここに高圧洗浄機付属の吸水コネクタ(型番3070501)をねじ込んで使う。
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吸水コネクタの反対側(水の流れの上流側)はニップルになっている。AJP-75には「ワンタッチジョイント」という、前述TAKAGIのコネクター相当の部品が付属しているのでこのニップルと接続して使用する。
なお、吸水コネクタ(のニップル)にはTAKAGI製のコネクターでも接続できることを確認した。当初、TAKAGI製のコネクターをはめても水漏れがしていたが、単純に奥まではまっていなかっただけなので、同様の経験をした方はご注意。

◯高圧洗浄機本体と高圧ホースの間の接続
高圧洗浄機本体の吐出口は、高圧ホース端の金具(M22内径15)をねじ込んで接続する。
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うちの高圧洗浄機はここが水漏れしていたので、高圧ホース 金具についてるOリングを交換した。
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ここに使うOリングはP-11.2(内径11.0mm 太さ2.4mm )という規格品で各社から同等品が数多く出ている。ただ、店頭に在庫しているところは多くないので、取り寄せかネット通販に頼ることになるだろう。私の場合は、カクダイ794-85-11.2 (¥156)という製品を使い、水漏れがないことを確認した。また、Oリングを新品に交換したら、高圧ホースのはめ込みが楽になったことも付記しておく。
ちなみに、ネットで見た情報だが、ケルヒャーの高圧ホースはリョービの高圧洗浄機吐出口に接続はできるが、水漏れするので使えないとのことだ。一方、リョービ対応を明記したサードパーティー製互換ホースが存在するようである。

◯高圧ホースとガンの間の接続
うちのAJP-75の高圧ホースとガンの接続部からも水漏れしていたので、高圧ホースの先端金具のOリングも交換した。
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これは規格品ではなく専用部品(内径5.1mm、外径8.3mm)らしいが、リョービの型番3930063で検索したらまだ入手可能であった。ちなみにネットでは、カクダイ794-85-5 (内径4.8mm 太さ1.9mm ¥101)も使えるとの情報があったが、自分では確かめていない。
上記純正Oリングに替えて水漏れがないことを確認した。また、Oリングを新品に交換したら、高圧ホースの差し込みが楽になったことも付記しておく。
ちなみにAJP-75の高圧ホースとガンの接続部は差し込み式になっているが、リョービ/京セラの現行機種はねじ込み式(M14)で形状が違い、互換性はない。
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◯ガンとランスの間の接続
うちのAJP-75のガンにランスを差し込もうとしたが、硬くて差し込めなかったので、ランス側についているOリングも交換した。ここに使うOリングはP-10A(内径9.8mm 太さ2.4mm )という規格品で各社から同等品が数多く出ている。店頭に在庫しているところも多い。製品の例を挙げるとカクダイ794-85-10A (内径9.8mm 太さ2.4mm ¥112)がある。
このOリングに交換してランスの差し込みが楽になった。
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◯ガンと高圧ホースの互換性
さて各部Oリングを新品に変えたところで、ガンのトリガーから水漏れしていることに気づいた。同じ型番のガンを買って交換する手もあるが、古い製品のせいか売っているところが見つからなかったので、別のものを買うことにした。その際、留意することがある。
AJP-75のガンと高圧ホースの接続部は差し込み式になっているが、リョービ/京セラの現行機種はねじ込み式なので互換性がない。ガンを交換するなら(接続相手の) 高圧ホースとセットで交換することになる。
結局、AJP-1420用として売られているガン(型番B6083224)と、AJP-1620用として売られている高圧ホース(型番B6077267、8m ちなみに5mのものは型番B3070257)を買い、それぞれAJP-75と接続して問題なく使用できることを確認した。AJP-75本体吐出口とAJP-1620用高圧ホース、同高圧ホースとAJP-1420用ガン、同ガンとAJP-75付属ランスの間で問題なく接続でき、水漏れも無い。
ちなみに、このあとで買った京セラブランドのフレキシブルランス(型番3710261)は、AJP-1420用ガンにもAJP-75付属ガンにも使えて、京セラになってもリョービ時代の製品との互換性を維持していることが確認できた。

◯自吸キットの使用
さらにオプション的な使用法である自吸キット(型番67100007)の動作も確認した。
AJP-75は仕様上は自吸キットに対応してないので、ため水を使用できず、水道(蛇口)のあるところでしか使用できない。それは、自吸キットに呼び水をするエア抜きバルブがAJP-75に付いていないからだ。
しかし、エア抜きバルブ無しでも丁寧に呼び水をすれば自吸キットを使えた。やり方は次の通り。
(1) 桶などに水を用意して、水面が高圧洗浄機本体より高くなるように置く。
(2)高圧洗浄機から吸水コネクタを外して自吸キットを取り付ける。
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(3) 自吸キットのホースからストレーナーを回して外す。
(4) ペットボトルなどを使ってホースに水を注ぎ込む。
(5) ホースを高く掲げて水を高圧洗浄機側に送り、自吸フィルターとホースの中の空気を出す。
空気が抜け切るまで(4)(5)を繰り返す。
(6) 空気を全部出したら、空気が入らないように指でホースの先を塞いだまま桶の中の水に漬ける。
(7) 水の中で、ホースの先にストレーナーをつけて沈める。
(8) 高圧洗浄機を起動して使用。

これで高圧洗浄機吐出口から水が吹き出すことを確認した。

2022年3月23日 (水)

ポータブル電源+高圧洗浄機は鬼門だった

電源のない所で高圧洗浄機を使おうと思ったら、ちょっと調べただけでいろいろ気をつけないとならない所があるとわかった。

まず、電源があるところから電源ケーブル(コードリール)で延長してきたらどうなるか。
これは高圧洗浄機の専門サイトで次のように言ってる。
(https://www.hidaka-shop.com/faq/電源コードは何m延長できるの?/)
——————
※環境によっては、延長電源コードが使用できない場合もあります。
※延長電源コードは出来る限り使用しないほうが、故障が起きにくくなります。
※業務用の高圧洗浄機では、延長電源コードの使用を認めていないメーカー、機種もあります。
——————
安心して使うには10mくらいが限度らしい。その理由は憶測だが、電源ケーブルを長くすると線の持つインダクタンスが増え、大電流のON/OFFの際にサージ電圧が発生するため機器が壊れやすいのではないかと想像する。
これで、1年に三台壊した人の話などを見たので、実際に問題となるらしい。

次に、ケーブル延長の代わりにポータブル電源を使うことを考える。
高圧洗浄機は1300Wくらい必要となるが、出力性能が最上級のポータブル電源なら使用可能だ。実際、使っている人の例もみる。ただ、具体的にどの製品を使うか選ぼうとすると注意がいる。(主に東日本で)
まずポータブル電源のトップ企業 Jackeryの製品を考える。Jackeryの最上位製品PTB152 ならば100Vで1800Wの出力性能があり、1300Wの高圧洗浄機も使えるだろう。ただ、Jackeryの製品は100V出力が60Hz固定である。50Hzに切り替えられないし、50Hzの製品も別に用意してない。(2023/10/15追記)失礼した。しばらく見てないうちにJackeryでも50Hzに切り替えられる製品が登場していた。ただ、60Hzオンリーの機種も残っているので、詳細はJackeryのサイトで確認してほしい。
「それがなにか?」と思うかもしれないが、高圧洗浄機には電源周波数を指定しているものがあるのだ。特に高圧洗浄機トップ企業ケルヒャーでは、中級機(K3)以上の機種で50Hz用と60Hz用で製品が別である。周波数が異なる製品を使った場合、故障、発熱、火災の恐れがある、とケルヒャーは言ってる。
もちろん、ポータブル電源と高圧洗浄機を60Hzで揃えれば使えるが、そうなると高圧洗浄機は(東日本では)コンセントに繋いで使えないし、せっかく買ったポータブル電源も使える家電製品に制限がつく。これは、西日本(60Hz)に住んでいればなにも問題ないが、東日本(50Hz)では問題になるだろう。(なお、近頃は50/60Hz共用の家電製品も増えているので、これから家電を買う時に気をつければ問題は少なくできる。うちの場合、電子レンジ、エアコン、洗濯機、乾燥機、食洗機は50/60Hz共用だった。天井の蛍光灯は一般に周波数が違うと問題になるらしいが、ポータブル電源には関係ないだろう。)

使える家電製品の問題は軽減できるが、高圧洗浄機をコンセントにつないで使えない方は許容できないだろう。対策としては次のようなことが考えられる。

・Jackery以外の、50Hzに対応したポータブル電源を使う。
 大電力対応のポータブル電源で信頼性、実績のあるメーカーは少ないので、個人的に気乗りしない。

・ケルヒャーの下位機種を使う
 ケルヒャーK2以下の機種には50/60Hz共用のものがあるのでそれなら使える。
 ただ、下位機種なので、圧力や流量には妥協がいるかも。

・ケルヒャー以外の高圧洗浄機を使う。
 京セラ(元リョービ)などでは50/60Hz共用機種が普通にあるので、そちらを選ぶのが良いかも。
 それ以外のメーカーと比べて、ケルヒャーに性能や価格で優位性があるとは思えないので。

なんとも悩ましい。

2018年5月29日 (火)

日曜大工で天吊プロジェクター

パソコンの画面を家の壁面に常時投影してみた。
何のためかといえば、自分の理想のスマートアシスタントを実現するという壮大な計画の第一歩のためであるが、たったこれだけでも簡単にはいかなかったので、忘れないように記録しておこうと思う。

◯やったこと概要
・小型LEDプロジェクターを日曜大工で天吊工作
・Macの3台目のモニターとして、接続、配線

◯できあがりの具合

01_tentsuri

全体はこんな感じである。電源や映像信号の線がぶら下がっている。それらの線は壁に沿って配線。画面はデイ・トレーダーを気取って株価チャートを常時表示(笑)

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こんな金折を買ってきて石膏ボード用のピンで天井に固定している。

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金折からプロジェクタまでは自撮り棒でつなぐ。自撮り棒の端の三脚ネジの穴で金折に接続。

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このプロジェクタには底面に三脚ネジの穴があるので、自撮り棒の先のネジが入る。

05_minidisplayport_adaptor

Macの映像出力がMini Displayportだったので、VGAに変換して延長ケーブルでプロジェクタに接続。

◯得られた知見
実はこういう構成に決まるまでに、次のような検討や確認が必要だった。

・プロジェクタの明るさ
当初、最低1,000lm(ルーメン)程度は要るだろうと思っていたが、試しにすでに持ってた200lmのプロジェクタを壁に向けてみたら、意外によく見えた。そこでしばらくこのまま使ってみた。
結果、西日の入る時間を除けば、日中でもこれで十分だとわかった。今使ってるBenQ GP2というプロジェクタは数字以上によく見えると評判の機種なので、もし今後プロジェクタを更新するときは500lm程度を目安にしようと思っている。

・重量
今回はプロジェクタが1kg未満と軽いので、自撮り棒、電源アダプタの重さを入れても、日曜大工の天吊で問題にならなかった。天井に打ち込んだ石膏ボード用のピンは、耐荷重5kgのものが2本である。

・騒音、発熱
プロジェクタの仕様ついでにファンの騒音と発熱もみたが、実際あまり気にならない。LEDプロジェクタであることが効いているのであろう。2019年くらいには、ダイレクトグリーンの半導体を使ったLED/レーザープロジェクタが出てきて、この点についてはもっと良くなるに違いない。

・ワイヤレスHDMIは使わない。
これは出力装置であるMac(2010年製Mac Pro MC561J/A)の制限(*1)なのだが、映像出力端子Mini Displayport×2、DVI×1のうち、空いてたMini Displayportでは、Displayport-HDMI変換を使うと3台目のモニターとしてMacに認識されない。そういう仕様なのだ。
この時点で、ワイヤレスHDMIを使った無線化はできなくなった。
代わりに、Displayport-VGA変換を使えば認識されるので、VGAの延長ケーブルを壁にはわせて配線した。

まあ、ワイヤレスHDMIが使えたとしても、値段が高い、機械が大きく重くて天吊に困る、発熱が大きい、と問題があるので、あまり良い結果にはならなかったと思う。
また、今後プロジェクタを更新する際には、Miracast、Google Cast(Chromecast)、Air Playのいずれかに対応したものを選び、つなぐ機器もパソコンからスマートアシスタントになっていることだろう。
なお、今回使用のプロジェクタBenQ GP2には天吊用の画面逆転機能がないので、パソコン側で上下180度回転させているが、iOSやAndroidのスマートアシスタントではそういう機能はないだろうから、プロジェクタ側に必要になるだろう。

*1 というより搭載しているグラフィックボードのATI Radeon HD 5770の制限。

2016年7月 7日 (木)

笛吹きケトルの分解

ピーピーケトル(笛吹きケトル)が鳴らなくなったので、分解してみた。
Photo

板バネが弱っていると思い、手で曲げてクセをつけたが、試しにお湯を沸かしても音はちょっと大きくなっただけで、あまり直っていなかった。残念。
分解の手順など、詳細はこちら

2016年1月 6日 (水)

LED電球が使えない天井灯に振り回された話

タイトルがすでにネタバレなのだけれど、「LED電球が壊れた!?」と思ったら実は天井灯(シーリングライト)が原因であり、かつそれが単純な故障ではないと分かるまでに紆余曲折した話。

○発端
 天井灯のLED電球が急に消え、5分後にまた点き、さらに5分後にまた消えた。
 LED電球に耳を近づけると、点いている間は「ジー」と音がする。

全く不思議だがこんな現象が起きた。LED電球は2年前に買って1日1〜2時間しか使ってないので総計で2000時間は経ってないはずであり、一般的なLED電球の寿命4万時間には遠く及ばない。
天井灯は6灯式でE17のソケットが6つ付いており、そのうち5つのソケットには元から付いていた電球型蛍光灯をそのままつけ、残り1つのソケットをLED電球に交換した。異常なのはLED電球だけであり、電球型蛍光灯は問題なく点いている。だから最初は当然LED電球を疑った。

○問題切り分けのための実験その1
 問題の天井灯のソケットに付ける電球の組み合わせを変えてみた。
 ・LED電球のみ刺し、他のソケットは空。
  →「ジー」と言う音がものすごく、見ている間に不規則に点滅する。
 ・LED電球と電球型蛍光灯4つを刺し、残りひとつのソケットに白熱電球を刺してみた。
  →音はせず、点滅もない。

○問題切り分けのための実験その2
 LED電球を別の天井灯やソケットに刺してみたところ、正常に点灯し、音もしない。

よく分からないが、LED電球は異常ではなく、天井灯に刺すものによって挙動が違う事から、天井灯の異常を疑ってみた。天井灯はリモコンで点灯を制御するものなので、多少は壊れるところがある。
分解してみると、電球の点灯をトライアックでON/OFFしている事が分かり、嫌な予感がした。トライアックは調光器によく使われ、LED電球や電球型蛍光灯は普通は調光器で使えないからだ。

○予備知識
トライアックは商用100Vの電源を直接ON/OFFできる半導体で、電圧が掛かっている間にゲートに電流を流すとトライアックが導通して電気が流れる(電灯が点く)。しかし交流電圧が50/60Hzで変化して0Vに近くなり、流れる電流が保持電流を下回ると、トライアックはそこでプツッと切れて電流を遮断する。その後また電圧が掛かってきたところでゲートに電流を流すと導通する。トライアックはこういう動作を50/60Hzで繰り返しているわけだが、交流正弦波の電圧が0V近辺になると電流をプツッと遮断してしまうので、流れる電流は正弦波の山裾を切り取って崖にしたような形になる。この不連続な波形は高調波を含んでいて、それが50/60Hzで発生するので「ジー」という音の原因になりうる。

○調査、推理
トライアックの型番(BTA12-600C)から仕様を調べると、このトライアックの保持電流は50mAらしい。電圧は100Vなので大雑把に言うと5W程度の負荷だと保持電流を上回る事がないので電流はまったく流れない。調光器の場合、最大負荷の他に最小負荷という物もあるが、今回は(調光器でないけれど)5Wがそれに当たるのだろう。それ以上の負荷であっても5Wに近ければ電流の波形は正弦波からかけ離れたものになり、LED電球や電球型蛍光灯が内蔵しているスイッチング電源に悪い影響がある(だから調光器には調光器対応のLED電球や電球型蛍光灯が要る。)。
今回使用してるLED電球の消費電力は5.4Wであり、先の実験でLED電球を単独で使った場合に正常に点灯しなかったことはこれで説明がつく。また、白熱電球(60W)と一緒に使った場合は、十分な電流が流れて電流の波形は正弦波に近くなるので、LED電球の音がしなくなり正常に点灯したことも説明がつく。

以上から、今回の現象は天井灯にトライアックが使われている事が原因のようだ。
しかしLED電球が使えないのは、製品の仕様としてどうなのだろう。天井灯の取説を改めて読むと、使用する電球型蛍光灯の型番を指定して、それのみを使うように言っていた。なんてこった、LED電球は最初から対象外なのだ。また、電球型蛍光灯の型番まで指定しているのは、消費電力の固定と、その際でも多少残っている正弦波波形からのズレに耐えられる事を保証するためなのだろう。
いやはや、なんてえり好みの激しい製品だ。

○今後の対策
LED電球が使えない事は分かったが、この天井灯と付き合っていくにはいろいろ考えなければならない事が多そうだ。
元々、この天井灯にLED電球を追加した理由は、電球型蛍光灯だけでは明るくなるのが遅く、ちょっと物を取りに部屋に入ったような時に不便だから、すぐに明るくなる電球を混ぜたのだ。この目的のためには、仕方ないので代わりに白熱電球を混ぜて使うことにする。
また、電球型蛍光灯が寿命になって、同型番が入手できない時はどうするか。白熱電球が混ざっていれば他の電球型蛍光灯やLED電球であっても大丈夫だと思うが、白熱電球もそのうち入手できなくなるだろう。それに備えるには、調光器対応の電球型蛍光灯にするしかない。LED電球ではいずれにしろ 負荷が低すぎるのでトライアック入り天井灯には使うべきではないな。

2015年12月11日 (金)

LEDで植物(サボテン)栽培

世間ではLEDで植物を照らして育てる野菜工場が話題になってるので、自分でもやってみた。
手間のかからないサボテンにして、1年育ててみたら下の写真のようになった。(クリックで大きくなります。)
BEFORE
Sabo_before
AFTER
Sabo_after
普通は1年でどれだけ育つのか知らないが、一応健康に育つようだ。
Sabo
装置の外観はこんな感じ。
Sabo_overview
本格的な野菜工場では赤い光の他に青い光も当てるが、うちは手を抜いて赤い光だけ。サボテンは窓際に置いてあって、1日に2時間程度直射日光が当たるから、青の成分はそれで足りているようだ。なお、直射日光と言ってもガラス越し、網戸越しの事が多い。
詳しい構成やその他のノウハウは長くなるので、こちら

2013年12月26日 (木)

ビデオのリモコン補修

年末のコタツ生活に向けて、ビデオのリモコンを補修した。

ボタンの接触が悪くてイライラするんだよね。
 
事前のリサーチでは、接点をアルコールで拭いたり鉛筆で黒く塗ると接触が回復するとあったが、それらは一時的にしか効果が無いことを経験済みである。
また、私が下で紹介する方法をした後で見つけたのだが、アルミ箔の小片を接点のゴムに貼付けるというのもある。これは効果が長続きするようだ。
 
さて、私がやった方法はアルミ箔を貼付ける方法の一種である。
やってから1週間しか経ってないが、接触不良は全くなく、いい感じである。
 
後でインターネットで見つけた方法ではアルミ箔を接着剤で着ける例が多いが、私は両面テープを使った。接着力は劣るだろうが、次の利点がある。
・扱いが楽。接着剤は量の加減が難しく、付けすぎ、不足になりやすい。
・やり直しがきく。失敗した場合や、将来的にまた修理する時もあるだろう。
・接着剤は選択が難しい。ゴムと金属の両方につく事が必要で、かつ粘性の低い物にしないと厚みが出て接点が接触しっぱなしになる可能性がある。
 
また、アルミ箔はハサミで四角く切る例が多いが、私はパンチを使って丸く抜いた。角があると、そこから剥がれやすくなるからである。
 
さて、具体的な作業の様子を以下に写真で示す。
これからアルミ箔(アルミホイル)に両面テープを貼る所。

01_

アルミホイルは料理用に売られていたもの。また、事前にテスターで導通を確認した。もしかすると、表面になにかコーティングした製品があったりして、電気が流れないかもしれないと思ったからだ。
両面テープは出来るだけ薄いものを選んだ。厚みがあると、接点が接触しっぱなしになるかもしれないからだ。ちなみに「きれいに剥がせます」なんて両面テープは接着力が弱いので論外である。
 
「パンチ」がなんだか知らない人のために、パンチを使っている所。

02_

上から木槌や金槌で打ち付けて使う。ちなみに下に敷いているのはまな板である。くれぐれも机の上に直に置いて作業しないように。
事務用の両穴パンチでも代用できるかもしれないが、打ち抜く円の大きさが大きすぎる気がする。私の場合は、貼付ける接触面に合わせて、3.0〜4.5mmの複数の大きさを使い分けた。
打ち抜いたパンチの先

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パンチを使うとこんな具合に丸く打ち抜ける。
これを、テープの糊の面を出来るだけ触らないように、ピンセットを使って剥がしてリモコンの接点に貼る。
リモコンのボタンの裏の接点に置いた所。

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ピンセットの先にあるホイルは今、置いた所。この後、鉛筆のお尻で全体をゴムに押し付け、爪楊枝でふちをさらに押し付けてよく接着させる。
それでもうまく付かない場合は、あらかじめゴムの面を中性洗剤かアルコールでよく洗って乾かしておくと良い。
以上の作業の結果、1週間程度では全く接触不良は起きておらず、単にアルコールで拭いたり、鉛筆で黒く塗る方法より効果が長続きしている。
 
やった後でいくつかのボタンが言う事を聞かず、「あれ、失敗したか?」と思ったが、他社テレビを操作するのにリモコンの設定をしてなかっただけだった。忘れてて、慌てたよ。
 
(2014/1/19追記)
1ヶ月たったが、修理したボタンの調子は大変良く、満足いく結果になっている。ただ、気のせいかもしれないが、修理しないでほっておいたボタンの接触が悪くなったように感じる。これは、直ったボタンの調子が良いから相対的に悪く感じるだけかもしれないが、とにかくだんだんイライラして来たので、追加で修理した。そういった事が既に2度あったので、「まだ必要ない」と思うボタンもついでに修理してしまうのが良いだろう。
 
(2015/03/02追記)
分解しにくい東芝シンプルリモコンSE-R0381、標準リモコンSE-R0380の分解例を以下に掲載しました。

2012年2月 5日 (日)

またまた家電製品に無停電電源

前回前々回に続き、しつこく家電製品に無停電電源を使ってみた。
今回は、無停電電源も正弦波でかつ大容量の物を用意した。

無停電電源 : APC BE325-JP
 出力波形 : 矩形波
 定格 183Wを数分維持

無停電電源 : APC SUA1500JB
 出力波形 : 正弦波
 定格 980Wを数分維持

負荷機器 : 28型ブラウン管テレビ
 待機電力          1W以下(1VA以下)
 起動時瞬間的に      160W,300VA程度
 運転中          130W,170VA

負荷機器 : HDDレコーダー RD-S600
 待機電力          1W(2VA)
 コンセント接続時瞬間的に 70W,110VA程度
 運転中、DEPGT表示時   50W,80VA程度

負荷機器 : 石油ファンヒーター コロナFH-ST3211Y
 待機電力         1W以下,1VA
 起動時(1分間くらい)  700W,700VA程度
 運転中          20W,程度

(消費電力はいずれもサンワ ワットチェッカーで測定)

結果


矩形波 正弦波
テレビ △(*1)
HDDレコーダー
ヒーター ×(*2) ○(*3)

*1 一応映るけれど、無停電電源が警告音を鳴らし続けて怖い。
*2 前々回報告の通り。
*3 無停電電源の出力に余裕があったので、バッテリー動作状態でファンヒーターの起動(1分ほど700W程度消費する。)も出来た。ただし、コールドスタート未対応の無停電電源なので、停電になってから無停電電源を付けてもヒーターを使うことは出来ない。

ついに石油ファンヒーターも無停電電源で使うことが出来たが、かなり高価な物が要る事が分かった。

2011年12月23日 (金)

続・家電製品に無停電電源で失敗

前回、無停電電源を付けても石油ファンヒーターの運転を継続できなかったのは、どうやら無停電電源の出力波形が矩形波である事が原因らしいことが分かった。
無停電電源につなぐ負荷機器(この場合石油ファンヒーター)がモーターなどを使っている場合にこういうことが起きる。まあ、知ってはいたんだけど、石油ファンヒーターは運転中たったの20Wだし、定格容量183Wの無停電電源にとっては誤差みたいな物と思ってた。

正弦波出力の無停電電源ならこういう事は起きないと聞いているので、再び実験。

無停電電源:オムロン BY35S
出力波形:正弦波
定格出力:210W

ところが、今度はまた別の所で引っかかって、結局石油ファンヒーターを運転できなかった。
石油ファンヒーターは運転開始最初の1分間程度だけ700Wの電力を消費するのだが、無停電電源の過負荷保護が働いて切れてしまったのだ。
オムロンの無停電電源は商用電源で動いている間も過負荷保護が働いているという事だ。
APC社の無停電電源では商用電源動作中は無効なのに。

起動時に定格消費電力よりずっと多くの電力を消費する機器なんてざらにあるので(テレビとか蛍光灯とか)、こいつはなかなか用途が限られる。

(2013/05/17追記)
忘れていたけれど、無停電電源でファンヒーターが起動できた記事を追加

より以前の記事一覧