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2024年9月 1日 (日)

フォグランプの効果、必要性

フォグランプの効果や必要性についてネット上の色々な人の意見を見ているが、偏った…というか間違ってるんじゃないの? と思える言説が多々見られる。曰く「フォグランプは自分が見るために使う物でなくて、対向車に自分の存在を知らせるためのものだ」「フォグランプは不要だ」
しかし私にはどうしてもそう思えない。そこで「フォグランプはどう役にたつか」を改めて文章にしてみたのだが、なんかネット上で同じようなことを(ズバリと)言ってる人を見かけないことに気がついた。もしかして私の考えは少数意見? それとも単なる妄想なのか?
そんなはずはないが、人によっては「こう言う見方もあるのか」と思ってくれるかもしれないので、ここに書いておこうと思う。
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フォグランプは日本語訳で「霧灯」というくらいなので、霧の中を走るときに使うものだ。霧だけでなく、大雨や雪の時にも効果がある。霧に対して普通のヘッドライトでダメな理由は、ヘッドライトを点けると霧や雨粒などの粒子に光が反射して、視界が真っ白になって前が見えなくなるからだ。(ここら辺までは多くの人が賛同してくれるだろう。)
ではフォグランプだと何が良いのか。
当たり前だがフォグランプだと「見える」のが単純に良い。ヘッドライトと違って視界をホワイトアウトさせずに路面の状態を見ることができる。(これをはっきり言ってる人を見かけない。言うまでもないこと?)
その仕組みを説明すると、フォグランプはヘッドライトよりも地面に近いところに付いていて、ヘッドライトよりも手前の地面を照らしている。そのため、ランプと地面の間に入る霧や雨の粒子が少なくなり、ホワイトアウトの原因の反射光を減らせる。近いところだけを照らす代わりにホワイトアウトを防ぐ。これがフォグランプの効果だろう。
「だったらヘッドライトも低い位置に付ければフォグランプは要らなくなる」と思うかもしれないが、ヘッドライトは遠くを照らすためにある程度高いところに置かないとならない。そうでないと、路面のうねりや凹凸に遮られて遠くまで光が届かない。だからフォグランプが別に要るのだ。
・・・
しかし、近年はこのフォグランプの有効性が大幅に減ってきている。「フォグランプは不要」などと言う人が増えているのもそのせいだろう。そういった状況になった理由は2つある。
1つはオートライトの義務化である。
暗くなるとヘッドライトを自動で点ける制御の義務化により、フォグランプが必要な状況ではほぼいつもヘッドライトが点くように法律で強制されてしまった。これではヘッドライトが作るホワイトアウトの幕ごしにフォグランプで照らしたものを見ることになり、効果が大幅に減じられる。
だから世間では、フォグを爆光ランプに換えて力づくでヘッドライトの干渉を押さえ込もうとする人がでてくる。
2つめはメーカーの光軸設定である。
最近の車はフォグランプが付いていても、それを必要以上に下に向けている。私が乗っている車の例では、納車された状態で運転席からフォグランプの照らした地面を見られない。ボンネットの下に隠れる部分しか照らしていないのだ。
メーカーがそうする理由も分からなくはない。対向車から「まぶしい」とクレームがつくのを恐れて、事なかれ主義でフォグランプの光軸を下げているのだろう。しかし「フォグランプが暗い」と勘違いして爆光ランプに換える人が出てくる原因ともなっている。

このように国とメーカーによってフォグランプは役立たずにされてしまったが、それでもフォグランプ本来の効果を求める人はいる。で、私の場合は次のようにしている。
まず光軸は納車時の状態から上げている。納車時点ではフォグランプのカットラインが車体前端から3.5m先の地面を照らしていて、その状態では照らされている範囲を運転席から見ることができなかったのだが、8m先を照らすように精密に調節しなおしたところ、照らされている地面がボンネットの上に少し見え、路面状況が分かるようになった。そこら辺はヘッドライトのロービームでも照らされなかった部分であり、ロービームの補助としても良い。なお、この状態で前走車が眩しく感じないことも確認している。
ちなみに、車検の保安基準ではフォグランプの光軸について、水平より上に向けてはいけないとだけある。参考までに言うと、ヘッドライトのロービームも同じような決まりで、実際のところは車体から10m離れるごとにカットラインが10cm下がるように調節するのが普通らしい。だがうちの車のフォグランプは納車時でなんと1mごとに10cm下がっていて、対向車からのクレームを無くすためだったとしてもやり過ぎだろう。(ロービームが眩しいのは構わんのか!?)
次に、フォグランプの色を黄色にした。これでヘッドライトが邪魔をしても、そのホワイトアウトの幕ごしに黄色い影が動いているように見える。まあ、条件が悪い時でも効果が十分かは今後の検証になるのだが。
なお、ランプを換えても明るさは特に明るくしなかった。新しいランプは純正フォグランプの明るさにできるだけ近くなるように選んだが、前述のように照射範囲を運転席から見えるようにしたので相当明るくなった。

まとめると、新車搭載のフォグランプは役立たずの状態で出荷されており、法律の縛りもあって、本来の効果はほぼなくなっている。それを回復するように手を加えてみたが、これで十分なのかはまだまだ検証が必要だと思っている。

(2024/12/03追記)
濃霧の中で実写した例を作りました。

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