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2023年1月24日 (火)

リョービ製高圧洗浄機の部品互換性

古いリョービ製高圧洗浄機の部品を交換する際に得たノウハウを披露。

◯経緯
古いリョービ製の高圧洗浄機を直す際にいくつかの部品を交換し、正規品を入手できないものは代替品を使った。それらの互換性の知見を記録に残す。
今回修理した高圧洗浄機はリョービAJP-75であり、すでに生産終了した機種である。また、リョービは、高圧洗浄機を含む電動工具関係の事業を京セラに譲り、現在は京セラブランドで高圧洗浄機が売られているが、AJP-75の生産終了はそれよりずっと前なので京セラから同型機は販売されていない。よって、機種専用の交換部品の入手が難しくなっている。現行機や機種共通部品ならば今でも京セラから入手できる。

◯全体の構成
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(図をクリックすると大きい絵で見られます。 )
高圧洗浄機本体、付属品、市販品からなり、今回、ほぼ全ての接続部分に手を入れたので、以下、それぞれの部分について説明していく。

◯蛇口と給水ホースの間の接続
ここの接続に関してAJP-75にはそのための部品などは特に付属せず、ユーザーの裁量に任されている。普通はジョイントやカプラと呼ぶものを使って蛇口とホースをつなぐことになると思う。これは業界標準 のメーカーTAKAGIの用語であるが、蛇口側に付くニップルと、ホース側に付くコネクターの2つの部品を合わせてジョイントと呼ぶ。これにより、蛇口とホースの脱着が簡単にできるようになる。
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◯給水ホースと高圧洗浄機本体の間の接続
高圧洗浄機本体の吸水口はおねじが切ってあり、通常はここに高圧洗浄機付属の吸水コネクタ(型番3070501)をねじ込んで使う。
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吸水コネクタの反対側(水の流れの上流側)はニップルになっている。AJP-75には「ワンタッチジョイント」という、前述TAKAGIのコネクター相当の部品が付属しているのでこのニップルと接続して使用する。
なお、吸水コネクタ(のニップル)にはTAKAGI製のコネクターでも接続できることを確認した。当初、TAKAGI製のコネクターをはめても水漏れがしていたが、単純に奥まではまっていなかっただけなので、同様の経験をした方はご注意。

◯高圧洗浄機本体と高圧ホースの間の接続
高圧洗浄機本体の吐出口は、高圧ホース端の金具(M22内径15)をねじ込んで接続する。
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うちの高圧洗浄機はここが水漏れしていたので、高圧ホース 金具についてるOリングを交換した。
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ここに使うOリングはP-11.2(内径11.0mm 太さ2.4mm )という規格品で各社から同等品が数多く出ている。ただ、店頭に在庫しているところは多くないので、取り寄せかネット通販に頼ることになるだろう。私の場合は、カクダイ794-85-11.2 (¥156)という製品を使い、水漏れがないことを確認した。また、Oリングを新品に交換したら、高圧ホースのはめ込みが楽になったことも付記しておく。
ちなみに、ネットで見た情報だが、ケルヒャーの高圧ホースはリョービの高圧洗浄機吐出口に接続はできるが、水漏れするので使えないとのことだ。一方、リョービ対応を明記したサードパーティー製互換ホースが存在するようである。

◯高圧ホースとガンの間の接続
うちのAJP-75の高圧ホースとガンの接続部からも水漏れしていたので、高圧ホースの先端金具のOリングも交換した。
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これは規格品ではなく専用部品(内径5.1mm、外径8.3mm)らしいが、リョービの型番3930063で検索したらまだ入手可能であった。ちなみにネットでは、カクダイ794-85-5 (内径4.8mm 太さ1.9mm ¥101)も使えるとの情報があったが、自分では確かめていない。
上記純正Oリングに替えて水漏れがないことを確認した。また、Oリングを新品に交換したら、高圧ホースの差し込みが楽になったことも付記しておく。
ちなみにAJP-75の高圧ホースとガンの接続部は差し込み式になっているが、リョービ/京セラの現行機種はねじ込み式(M14)で形状が違い、互換性はない。
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◯ガンとランスの間の接続
うちのAJP-75のガンにランスを差し込もうとしたが、硬くて差し込めなかったので、ランス側についているOリングも交換した。ここに使うOリングはP-10A(内径9.8mm 太さ2.4mm )という規格品で各社から同等品が数多く出ている。店頭に在庫しているところも多い。製品の例を挙げるとカクダイ794-85-10A (内径9.8mm 太さ2.4mm ¥112)がある。
このOリングに交換してランスの差し込みが楽になった。
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◯ガンと高圧ホースの互換性
さて各部Oリングを新品に変えたところで、ガンのトリガーから水漏れしていることに気づいた。同じ型番のガンを買って交換する手もあるが、古い製品のせいか売っているところが見つからなかったので、別のものを買うことにした。その際、留意することがある。
AJP-75のガンと高圧ホースの接続部は差し込み式になっているが、リョービ/京セラの現行機種はねじ込み式なので互換性がない。ガンを交換するなら(接続相手の) 高圧ホースとセットで交換することになる。
結局、AJP-1420用として売られているガン(型番B6083224)と、AJP-1620用として売られている高圧ホース(型番B6077267、8m ちなみに5mのものは型番B3070257)を買い、それぞれAJP-75と接続して問題なく使用できることを確認した。AJP-75本体吐出口とAJP-1620用高圧ホース、同高圧ホースとAJP-1420用ガン、同ガンとAJP-75付属ランスの間で問題なく接続でき、水漏れも無い。
ちなみに、このあとで買った京セラブランドのフレキシブルランス(型番3710261)は、AJP-1420用ガンにもAJP-75付属ガンにも使えて、京セラになってもリョービ時代の製品との互換性を維持していることが確認できた。

◯自吸キットの使用
さらにオプション的な使用法である自吸キット(型番67100007)の動作も確認した。
AJP-75は仕様上は自吸キットに対応してないので、ため水を使用できず、水道(蛇口)のあるところでしか使用できない。それは、自吸キットに呼び水をするエア抜きバルブがAJP-75に付いていないからだ。
しかし、エア抜きバルブ無しでも丁寧に呼び水をすれば自吸キットを使えた。やり方は次の通り。
(1) 桶などに水を用意して、水面が高圧洗浄機本体より高くなるように置く。
(2)高圧洗浄機から吸水コネクタを外して自吸キットを取り付ける。
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(3) 自吸キットのホースからストレーナーを回して外す。
(4) ペットボトルなどを使ってホースに水を注ぎ込む。
(5) ホースを高く掲げて水を高圧洗浄機側に送り、自吸フィルターとホースの中の空気を出す。
空気が抜け切るまで(4)(5)を繰り返す。
(6) 空気を全部出したら、空気が入らないように指でホースの先を塞いだまま桶の中の水に漬ける。
(7) 水の中で、ホースの先にストレーナーをつけて沈める。
(8) 高圧洗浄機を起動して使用。

これで高圧洗浄機吐出口から水が吹き出すことを確認した。

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コメント

製品を買うとついてくるクリーナーピンというものがあります。
ノズルが詰まった時に、ノズルに刺し込んで詰まりをとる細い針金なのですが、製品の保管状態が悪いとすぐ無くします。うちの AJP-75 もやっぱりありません。
で、φ1mmのピアノ線を突っ込んだらノズルを通りましので、これで代わりになりそうです。

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