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2020年2月28日 (金)

新型コロナウイルスの騒ぎについて

「正しく恐れよう」と言ってる人がいる。
曰(いわ)く、「新型コロナウイルスは、インフルエンザなどと比べて死者の絶対数ははるかに少ない。死亡率も同程度」
もっともらしく聞こえるが、しかしニュース番組でそんなことを言ってると、同じ枠で取り上げてる安倍政権の新型コロナ対応のまずさがまるで大した問題でないかのように聞こえる。また、どうも視点が画一的すぎる気がする。
例えばこう言う見方はどうだろう。

今は、新しい病気が世界に広がって定着してしまうかどうかの瀬戸際だ。一旦定着したら、今後ずっと対策の手間と金がかかり、その額はインフルエンザと同規模になるかもしれない。インフルエンザによる経済損失の規模は、例えば国際銀行の試算ではGDPの0.7%ぐらいに相当するそうだ。
以上、人命に重きを置かない人向けに金で表現してみたが、他にも新型コロナの重大性を計る視点はあるだろう。「正しく恐れよう」というなら、そういった話もあるべきだ。

そしてもっと根本的なのは、正しく恐れるためには正しい知識、情報が絶対必要だ、ということ。
それなのに安倍政権ときたら…。
日本の政府が正直に話してない、というのは、海外のメディア、各国政府の一致した見方だろう。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

今のコロナ対策のいろんな点でネックになっているのが、PCR検査の数。
日本で1日に検査できる数(1000件未満)は韓国(1万件以上)や中国(ん十万件)より大幅に少ない。1桁、2桁も少ないと言う状況は信じがたく、国会でも質問があったが、厚労相はその理由を「〜じゃないかと思います」とあやふやにしている。今後大幅に増えるとも言わない。いったいどういうこと?
日本の検査可能数は、国立の研究所のキャパシティー程度ではないかと思えるが、もしかして大学や民間に協力を依頼してないのか?
安倍晋三への政治献金は、医療、製薬系からのものが多いので、そっち方面に顔が効くと思ってたのに。それとも逆で、いろんなしがらみで物が頼めないのか?
「新型コロナなんて、薬を作って売る頃には収束していろだろうから、儲からん。それより他の仕事を遅らせくない」というメーカーに注文をつけられない総理大臣なのか?
* * *
今、安倍晋三が記者会見で「がんばって1日4千件にしました」と言ってる。あほか。日本にある検査装置の数からしてあまりに少ないし、行動が遅い。昨日やっと思いついたのか。

日本のPCR検査の数が1日千人前後のままで、韓国、中国だけでなく、ヨーロッパ各国やアメリカに対しても、ニューヨーク1州と比べても1桁、2桁少ないままですねぇ。これについて、昨日の政府記者会見で
安倍晋三「(PCR検査について)私も毎日、医療機関に、医師が必要と判断した検査全てするようにお願いしています。」

え? 機材の調達は医療機関に丸投げ? 自分は言うだけで相手が「忖度」してどうにかしてくれると?
民間の機材や、県をまたいだ機材の融通斡旋とかしないの?
自分の支持者の医療、製薬企業に忖度してるの?

コロナ感染症が爆発寸前の状態である。
昨晩の小池都知事の会見について、ある人は、
都民にコロナ対策で飲み屋に行くな、と言うより、飲み屋に閉めろというべきではないのか?
と言っていた。合理的だし、もっともな意見だが、都知事が民間に「〜しろ」と言うなら責任が伴う。具体的には飲み屋に休業補償しなければならなくなる。お金の問題だね。
これが、もし国が非常事態宣言するなら、責任は国になって、お金を出すのも国になる。だから自治体は国に宣言するように催促しているし、逆に国はなかなか踏み切らない。
* * *
東日本大震災の時の民主党政権の対応を思い出した。
民主党は予算とか財政とか考えずに矢継ぎ早にあちこちに「〜しろ」と指令を出した。もちろん社会は混乱したし、自民党は今でもそれをボロクソに言う。でも、今回の自民党のコロナ対応とどっちが良かったろう。なんか、自民党は自分で言うほど、危機に際しての決断力はないと思う。

政府が「他の人との接触を8割減らせ」と口を酸っぱくして言うので、この数字が一人歩きしてるのが怖い。
この数字の根拠は北大教授のシミュレーションにあるのだが、これって前提条件があるはずだ。現在、世間でどのくらいの人が感染しているかで結果の数字が大きく変わり、例えば感染している人の割合が0.1%か1.0%かによって、減らさなければならない接触は9割だったり99%だったりする、そんな種類の計算だ。
ところが、現在、どの程度の人が感染しているかは、日本でPCR検査をやってないのでわからない。帰国者接触者外来とかいう役所の気分次第で検査したりしなかったりのバイアスがかかるので、サンプル調査にもならない。だからたとえ北大の教授だろうが、感染者の率はあてずっぽうにならざるを得ない。件の教授が良心的ならその点は何度も念を押してるはずだが、おそらく役人か大臣のうっかり、あるいは意図的に、その大事な点が抜け落ちて世間に伝えられているのだろう。だから「8割減らせば収束」なんていうのは、努力目標、あるいはスローガン以上の意味はない、と思ってた方がいい。

わからんなあ。なぜか、日本がPCR検査をしないことにいろいろ言い訳する人がいる。曰(いわ)く、「保健所が手一杯だ」「PCR検査をする技師がいない」
どれも首をひねることだ。
諸外国は、みんな保健所(に相当する役所)を通さないとPCR検査をできないのだろうか? そんなことはあるまい。
もし日本にPCR検査装置だけあって技師がいないなら、日本のPCR検査装置の大部分は日頃、使われずに遊んでいるのだろうか? そんなことはあるまい。単純に民間の装置と技師を勘定に入れてないだけだろう。
もし本当に日本に装置も技師もないと言うなら、ピークが過ぎて余裕ができた韓国や中国に頼んでみてはどうか? 頼んだけど断られた、というならまだわかるが、きっとそんなことしてないんだろ。安倍首相が頭を下げに行けばいい。
とにかく、諸外国にできて日本にできない理由がわかる説明は今のところ全くない。

神奈川県で陽性確認後2週間の自宅待機で症状が収まった人が、再検査なしで自宅待機解除。ところが後で検査したらやっぱり陽性だった。
これに対して北大教授が「2週間経ったからと一律に判断しないで、ケースごとに判断を」

んー? 変なことをいう人だな。2週間経って症状がなくなったのに、このケースでどこに特別に検査を考える要素がある? 目的がこういう検査漏れを無くすことなら、難しい判断を人に押し付けるのでなくて、一律に全数検査するしかあるまいよ。
どうも御用学者は理屈に合わないことを平気で言う。

PCR検査数が諸外国に比べて少ないことについて、専門家会議の副座長が「フラストレーションがあった」と不本意な状況であることを初めて認めた。検査数が少ない理由については以下の2点をあげてるが、なんというか、相変わらずだね。

1点目「日本は法律、制度的に感染症対策は地方衛生研究所が主体でやってきたせい」
と言ってるが、日本の制度が諸外国と根本的に違っているとは私には思えない。例えばアメリカでも公衆衛生は連邦政府でなくて、州政府が受け持つことになっている。それでも、PCR検査はニューヨーク1州だけでも日本より多い。一方、ニューヨーク州は自分だけでどうにもならない人工呼吸器の不足については連邦政府に助けを求めている。これは法律があるとか、ないとかの問題でなくて、統治者の責任感の問題だろう。

2点目「日本は2003年、SARSが大流行しなかったので、PCR検査能力を拡充しなかった」
これもまた変。諸外国でSARSが流行しなかった国はたくさんある。それらに比べて日本の検査数がはるかに低いことを説明できていない。

まあ、なんというか、副座長は官僚から上のような説明を受けたから、そう思ってるのかもしれないが、こんな程度の説明で丸め込まれるなんてちょろい専門家だな。1点目の理由で制度の問題にする所なんか、政府の責任回避の思惑が見え見えだろうに。

そもそも、専門家には専門的立場からの助言を求められている(と世間一般では受けとめている)のであって、科学的にPCR検査が必要と思うなら「必要」と言い張れば良いのだ。どう実現するかは政治家の役目。
それを、分を超えた忖度をするから、政権に都合の良いように責任をなすり付けられる。

ところで、専門家会議に出席している専門家は、検討のために大量のデータに触れているはずだが、それが記者会見のフリップで見せた以外は外に出てこないのはなぜだろう。他の専門家が検討の妥当性を検証できなくて困っているのだが。
他の専門家と広く議論して出した検討結果でないなら、その結果の責任まで自分たちで引き受ける覚悟なのだろうか。誰に公表を止められてる?

「羽鳥慎一のモーニングショー」を評して「PCR真理教」「洗脳してくる」と評している人がいるそうな。
へー、実はその番組は見てないのだけれど、よっぽどひどいのだな。
でも、他の番組も含めて大勢が「PCR検査を増やせ」と言い続けたおかげで、やっと安倍首相が「4万件を目指す」と言って、増える兆しが見えてきた。これがもし、言い続けないでやめちゃてたら、下手するとモリカケみたいにウヤムヤになってたかもしれないよ。
しかし、増える兆しが見えたと言っても、4万件でもまだ足りないし、「目指す」と言ってるだけだし、いつまで、とも言ってないし、気をゆるめずもっと言い続けないとダメだね。PCR検査を増やせ、PCR検査を増やせ、PCR検査を増やせ。

東京都の新規感染者数が200人を越える日が何日か続いた。
これについて都知事が言うには「頑張ってPCR検査をしたためです。」
なるほど、頑張ってなかったらそれだけの人間が、隔離されずに街中を歩いていたわけだ。
もちろんこれで全部のはずはない。多分、実際は2桁以上、多いだろう。実態把握のためには、都民から無作為抽出した人をサンプル検査して全体を推定すべきだ。年齢性別、活動範囲などで満遍なく抽出するためには、全体で千人程度では心許(こころもと)なく、1万人くらいになってしまうかもしれないが、今なら「がんばれ」ばできそうなものだ。
それにつけてもネックはPCR検査の数だ。物量さえあれば、武漢市のように全市民検査なんて力業(ちからわざ)もできるのに。

人口1000人当たりの検査数(2021/8)
イギリス 約11件
フランス 約9件
イタリア 約4件
アメリカ 約2件
カナダ 約2件
ドイツ 約1件
台湾 0.79件
日本 0.71件

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