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2019年3月20日 (水)

国産巡航ミサイル開発の方針の報に思う

岩屋防衛大臣が国産巡航ミサイルを開発の方針発表、のニュースにどうも違和感を感じる。
それは、艦艇を狙うミサイルを「巡航ミサイル」と言っている所だ。
「対艦ミサイル」という言葉は出てこないが、艦艇を狙うミサイルならまさに対艦ミサイルである。そして、現代の対艦ミサイルはほぼ全てが長距離を低空で飛んでいくので、巡航する点をわざわざ強調することに意味はない。
つまり発表の通りなら、ごく一般的な対艦ミサイルを「巡航ミサイル」と呼んでいるのであり、そこになにか意図を感じる。
なお、岩屋防衛大臣が無知で普通の対艦ミサイルを「巡航ミサイル」と呼んでいる、と言うことはありえない。発表の内容については事前に自衛隊の幹部やその他の専門家などと話し合って決めているはずだ。
だからむしろ逆の可能性に思い当たってしょうがない。
それというのは、ごく普通の対艦ミサイルを作りたいのではなくて、ごく普通の巡航ミサイルを開発したいのではないか、である。
それではなんでこんな回りくどい言い方をしてるのかと言うと、一般的な巡航ミサイルは敵地の奥深くにある目標を狙うものだが、そんなものを作ると言ったらあまりに攻撃性の高い兵器なので世論の反発を招くだろう。だから、最初は対艦用と言って開発を進め、徐々に密(ひそ)かに目標を対地にシフトしていく。こうやって反対するタイミングを無くし、かつ公開しなければならない情報は止むを得ず出すが、いよいよ反対の世論が強くなってきたら「だって最初から『巡航ミサイルを作る』と言ってるじゃないか。今さら何を言うんだ。」と正当化するつもりなのだろう。
似たような手口を何度も見てきたものね。

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