殿、ご乱心?
8日の党首討論会の場で、安倍首相は朝日新聞の報道の仕方にクレームをつけた。
加計学園問題に関わる報道で、自分に有利な事実を報道してない、と言うのである。
実際のところは、安倍首相が例としてあげた2件の事実(八田国家戦略特区ワーキンググループ座長発言、加戸前愛媛県知事発言)を両方とも朝日新聞は記事にしている。朝日新聞が「書いている」と反論すると安倍首相は「少ない。アリバイづくりでしかない」と言い換えた。
事実関係は以上であるが、私はこれを聞いて戦慄した。
安倍首相は自分が何を言ってるのか、やってるのか、理解できているのか? もしかして精神を病んでいるのか?
普通、こう言った報道の問題に会ったら政治家やタレントは、名誉毀損やその他の名目で報道元を訴え、裁判所に判断してもらって解決するのだが、今回は到底裁判に持ち込めるような中身はない。そんなことは首相も重々承知と思うが、あえて公開の場でクレームをつけている。これはどうひいき目に見ても報道機関への圧力としか受け取りようがない。それも、あっけに取られるほどストレートな表現で、公衆の見ている前で。
なぜそんなことを? 殿、ご乱心?
当人には幸いなことに、今のところ大騒ぎにならずに済んでいる。その理由はおそらく、野党は、加計問題に集中したいときにこんな不規則発言で脱線するのを嫌っており、またマスコミは、野党がこの件をどう位置づけるかはっきりしないうちは、選挙に影響を与えるようなことを率先して報道するのを控えているためだろう。
もちろん、安倍首相がそこまで見越してこんな発言をしたわけではない。状況次第ではいつ大問題になってもおかしくないのだから。そうなる可能性も分かっていただろうに、こんなことを不用意にしでかすのは、どう考えても正常な思考ではない。本当に心が病んでいるのではないか。
多分、今までの彼ならここまで追い込まれる前に味方をほっぽって敵前逃亡していたのだろうが、今回はそれができないからこんなことになったのではないか。
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