はっきり言って政策論議なんてどうでもいいんです。
民進党の事実上の解体と、希望の党への合流について安倍首相のコメント。
「政策抜きに丸ごと合流することに大変驚いている」「私たちは誠実に愚直に具体的な政策を訴える。」
要するに、政策を議論すべきだ、ということなのだが、彼がこんな正論を言うとなんかおかしく感じる。
いや、今までだって正論めいたことは言ってきた。例えば今回の自称国難突破解散(実態は加計隠し自己都合解散)だって、首相の専権事項と言い張るならそれはそれで正論だ。他にも、アベノミクス推進のために日銀の借金がものすごい勢いで増えていることについても「それは日銀が勝手にやってる政策であって私の責任ではない」と言うのも建前上は成立する話だ。
しかし正論めいてはいても誰もこんな言い分を真に受けちゃいない。他の本当の正論に比べれば、上っ面の論理にしか過ぎないからだ。言ってる本人もこれで相手が納得するなんて思ってない。要するに相手をバカにしてるのだ。「丁寧な説明」と言いながら口先の言い訳さえしておけば、それ以上相手に何ができる、とたかをくくっているのだ。
それが今回は違う。多分、思惑がはずれて予想外に勢いのついた相手に不安を感じたのだろう。なんとか政策論議に持ち込んで相手の矛盾を突きたい、と心から願って言っているのだ。危機に至って本音で正論を説かずにいられなくなった、そのあわてぶりが笑えるところなんだろう。
しかーし、政策論議になったとして、おおっぴらに言えない本音の政策は隠しておきながら、表向きの政策だけ上っ面をいじくるのがそんなに大事ですかぁ〜? そんなことより、あっしからすれば「反安倍」の看板で十分なんですけどね〜。
「そんなの政策じゃない」って?
全くだ。
憲法、法律の順守、報道の自由の順守、民主主義のルールの順守などなど、現在の状態は政策論議なんかよりはるか以前のことが問題になっている。本当に嘆かわしいことだ。だから、この原因を作った嘘つき、恥知らず、卑怯者を排除して、早く政策論議ができる日本にしてほしい。話をしようというならそれからでしょ。
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今回の選挙で安倍首相が政策について話すと、まず最初に対北朝鮮政策の話から始めているようだ。偶然かもしれないが、何度かテレビで見たところ、毎回そうしている。
しかし、彼が北朝鮮の問題を本気で最上位に考えているはずはない。本気だったらこんな時期に政治空白を作ったりしない。
そこで対北朝鮮政策をトップに持ってくるわけを考えると、どうにもいやらしい理由しか思い当たらない。その理由とは、対野党で優位に立てるからだ。
と言っても別に政策の内容が優れているわけではない。優位な点とは、軍事、外交関係ならば、自分は自衛隊や米軍からの情報を持っていて、野党は持っていないことだ。これだけで、野党を頭ごなしに「認識不足だ」と叱りつけることができる。また、政策論議の際に漏らす情報は自分の都合の良いものだけに取捨選択できるし、それどころか彼が事実と違う話を創作したとしても、誰もわからない。事実を知ってる自衛隊や米軍も訂正を求めたりしないだろう。そんなことをしたら、味方がどの情報を持っていて、どの情報を持っていないかを明らかにしてしまい、軍事、外交的に不利になるからだ。同様に、野党から質問されても、安倍首相は話したくなかったら「軍事、外交の問題だから秘密だ」と言える。
つまり対北朝鮮政策の論議は、自分でルールを決められる戦いというわけだ。
こうやって、ルールの上にあぐらをかいているせいか、彼の言ってる「政策」はなんとも粗雑だった。
「北朝鮮にミサイルを撃たせない」「向こうから頭を下げてくるよう外交的に持っていく」と言うことで、自民党が何十年も前からやっていることと代わり映えしない。それを続けた結果が現在なのに、それに対する反省の弁とか、あるいは「もう少し耐えてくれ」とお願いするようなところは微塵もなく、「まかせてくれ」と言う。それで好転すると思えるような材料を何ひとつ挙げてないのに。
しかしまあ、野党にしても対北朝鮮で切り札を持ってようなところはないだろうから、対北朝鮮政策についてはどこを選んでも一緒だな。とりあえず、自民党や安倍首相に任せた方が良いと思えるものは何もなかった。
投稿: 赤カブのケン(家主) | 2017年10月11日 (水) 13時52分
マスコミでは、各党、各政治家のいろいろな公約、演説の内容を分析して争点をあげているが、細かすぎる。
そんな中、TOKYO MXの朝の番組「モーニング クロス」が争点を簡潔にまとめていた。
争点「安倍のままで良いのか、どうか」
うむ、これはわかりやすい。
与党も野党もこれだけ言ってればいいのに。
投稿: 赤カブのケン(家主) | 2017年10月17日 (火) 07時30分