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2017年1月29日 (日)

キャンプ用液体燃料コンロを使ってみた

キャンプ用液体燃料コンロ MSR ウィスパーライト インターナショナル(WHISPERLITE INTERNATIONAL)を灯油で使ってみて、黒煙を極力出さない着火方法を考えた(ただし自宅限定)。

キャンプで使うコンロとしては、イワタニやEPIなどの液化ガスボンベを使ったものもあり、そっちのほうが着火しやすく火力の調節も容易で、圧倒的に使い勝手が良いのだが、災害時に燃料を他と融通するにはガソリンや灯油などの液体燃料を使うもののほうが心強い。
さらにガソリンと灯油ではガソリンのものの方が主流で、灯油を使うものは少数派であるが、燃料の保管では灯油の方がしやすい。(消防法でガソリンの方が保管の条件が厳しい)
灯油を使ったコンロの欠点は主に灯油の着火の難しさである。具体的には、器具の予熱が必要で、予熱の間に大きな炎や黒煙やすすを大量に出すためだ。慣れれば多少は減らせるが、メーカーの言うとおりに使っている限り、かなりの量の黒煙が出る。

まず、メーカーの勧める着火法を簡単におさらいする。
Whisperlite
(1)器具を組み立てる。
(2)燃料ボトルを加圧(ポンピング)し、バルブを少し開け、閉じる。→軸の下のプライミングカップに灯油が少したまる。スプーン1/2杯程度で良いとのこと。
(3)プライミングカップの灯油に火をつける。→炎が上がり、軸と燃料パイプを包んで予熱する。この際、炎がサッカーボール大になるのは普通とのこと。
(4)2分ほど予熱したら、またバルブを開ける。→すると今度は灯油がプライミングカップに行かず、バーナーヘッドに行くようになる。→プライミングカップの炎がバーナーヘッドに移り、バーナーヘッドから青い火が勢いよく出て着火完了。

以上がメーカーの勧める着火法であるが、(3)から(4)の間で灯油が大量の黒煙をあげる。また、(4)に移るタイミングが難しく、プライミングカップの炎が消えてからではバーナーヘッドに火がつかないし、予熱が足りないとバーナーヘッドに灯油が行かず、やはり火がつかない。
予熱不十分でバルブを開けて、「ええい、このまま突っきれ。そのうちバーナーヘッドに灯油が行くようになるだろう」とやると、プライミングカップから灯油が溢れて床に火が広がって大惨事になる。(使い捨てのアルミ箔の皿などを100円ショップで買って、下に置くことをお勧めする。)

要するに、予熱をしっかりしないとバーナーヘッドに灯油が行かないが、しっかりやろうとするとその間黒煙を大量に吹き上げるのを我慢しなければいけない。しっかりやりすぎて炎が消えても火がつかない。
プライミングカップの炎は、たまってる灯油に火をつけただけなので風が吹けば流れて軸を温めないので、なかなか難しい。(台所のコンロを囲うアルミ箔のついたてを100円ショップで買って使うことをお勧めする。)

これをどうにかしたくて新技を考案した。
キャンプ場では多少黒煙が上がっても許されるので、この技は家でテストで使う時限定だが、それでも黒煙でご近所迷惑にならないのはありがたいのではないだろうか。
どうやるかというと、台所のガスコンロの上に乗せて予熱するのだ。プライミングカップに火を当てると、軸も繋がっているので温まり、炎の上にある燃料パイプも温まる。
先にバルブを一度開けて閉じパイプの中に少しだけ灯油を入れておくと、器具があったまって灯油の沸点を超えたときにバーナーヘッドから灯油の気化したガスが噴き出してくる。しかしここですぐにバルブを開けず、もう少し予熱をする。バルブを開けると灯油が流れてきて器具が冷えてすぐに沸点以下になってしまうからだ。バーナーヘッドに火がついて自分で灯油を温められるようになるまでの数秒から十数秒の間、灯油を気化させられるように十分な熱を持たせるため、予熱をさらに30秒から1分ほどする。
その後、急いで器具一式を外に持って出て、下に置き、燃料ボトルのバルブを開けると気化したガスが出るので、チャッカマンで火をつける。この際、ほとんど黒煙は出ない。
キャンプ場などでも、別に熱源(例えばカセットガスコンロとか)があれば同じことができる。
なお、手軽な熱源としてロウソクで予熱できないか試してみたが、これはなかなかうまくいかなかった。ロウソクの芯を太くする(火も大きくなる)などしてみてダメだったが、じっくり時間をかけて予熱すればあるいはうまくいったかもしれない。

 

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コメント

久しぶりにWHISPERLITE INTERNATIONALを使ってみたら、ほとんど黒煙なしに着火できました。
どうやら気温に大きく影響されるようですね。

灯油の代わりにゲル状着火剤をプライミングカップに入れて火をつけてもうまくいきました。
ゲル状着火剤は、ホームセンターや100円ショップのキャンプ用品コーナーで手に入り、灯油のように黒煙が出ないのが良いところです。

バーナーの周囲についたてを立てるのは、風を避けるだけでなくて、熱を反射してバーナーを温める効果も大事なことがわかりました。
アルミ箔の衝立で、片面がアルミ箔の銀色、もう片面が黒塗りのものを使ったところ、黒塗りの側を内側にするとなかなか火がつきません。銀色の側を内側にしてバーナーを囲むと、ずっと簡単に火がつきます。

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