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2016年1月29日 (金)

甘利経済再生担当大臣が辞任した際の会見で出た言葉

甘利経済再生担当大臣が辞任した際の会見で出た言葉。
「TPP妥結に命をかけてきた。」
汚職とかスキャンダルの件は他の人がたくさん書いているのでほっといて、今回はこの言葉にひっかかったことを書いておく。

「命をかける」なんてのは代表的な修辞句で言葉通り受け取る人はいないだろうし、私もそんなところを突っ込んだりしない。また、TPP大筋合意直後には「よくがんばった」と思ったし、「アベノミクスの成果に数えても良い」と思った。
ところが、時間が経って合意内容が明らかになるにつれ「んん?」と思うようになった。
さかのぼれば、合意直前の頃から違和感は感じていた。日本はTPP交渉にぎりぎりに参加し、「こりゃあ、日米の利害対立を調整するのは並大抵でないぞ」と思ってたのに、予想に反して日米はあっけなく手打ちとなり、最後までもめたのはニュージーランドと医薬品特許であった。
ここで、さっさと交渉を終えた日本はニュージーランドと交渉相手の間に立って、交換条件を示すほどの余裕を見せた。

してみると、「TPP妥結に命をかけてきた。」とは、確かに「妥結」に尽力はしたけれど、日本のためにぎりきりまで条件をせめぎあったのではなくて、「妥結」さえすれば内容はどうでも良いと「命をかけてきた。」ということか?
私はTPP推進派だが、それでも日本の農業を無駄に苦しめたいなんて、ちっとも思ってない。それなのに大臣は…。

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