邦人殺害テロ事件対応検証委員会の報告のこと
昨年「イスラム国」が湯川遥菜さんを人質に取って殺した事件について、政府の対応を検証する委員会「邦人殺害テロ事件対応検証委員会」が、昨日結論をまとめ、「救出の可能性を損ねるような誤りがあったとは言えない」としたそうだ。
なに? 救出を邪魔してないことが大事で、救出につながる対応をしたかどうかはどうでも良いの? ずいぶんおやさしい評価ですこと。
これが民主党政権時代に起きた事件なら、「無能だ」「民主党に国民は守れない」とか言った挙句に、間違いなく「だから自衛隊を海外派兵する必要があるんだ」と政治利用しただろうに、自分の時は黙るんだ。
そもそもこんな結論を公表することにどんな意味があるんだろう。後世の人にとって、何の教訓も含んでないものね。
やはり、後になってこの事件が蒸し返された時に「それは問題なかったと『公式に』結論が出ている」と言うためのものかな? 公式もなにも、自作自演の委員会なのに。
まあ、そんな資料でも長々と書いておけば、相手が読むまで時間が稼げるものね。
自民党は、行政の手際の良さや抜け目のなさでは他の党より優れているけど、こういうアリバイ作りの「抜け目のなさ」にはむかっ腹が立つね。
ところで「相手が読むまで時間が稼げる」のがどれだけ役に立つのか、最近、良い例があったので紹介しておこう。
先日、安倍首相が、集団的自衛権関連法制の強行について非難されると、「選挙公約に書いてあり、その上で選挙に勝ったのだから国民の支持を得ている」と言い放った。しかし、実はその選挙公約をよく読んでみても、集団的自衛権のことは何も書いてない。「防衛面で米国と仲良くします」とは書かれているが、これが憲法解釈の変更が必要なほど重大な集団的自衛権行使を公約したものだ、と言うのはいくらなんでも無理だろう。それでも「書いてある」と言われれば、相手は改めて読んで確認しないとならず、それまで次の反論ができない→勢いを削ぐことができる。
そうなのだ、安倍首相の対応はもうウソ、ごまかしと言って構わないレベルだろう。こんな対応で相手を煙に巻くやり方は、ほんとにむかっ腹たつわ。それも敵対勢力に対してだけでなく、国民に対してだからな。国民を「ちょろい」「カモだ」と思ってるのだろうか。安倍さんは誰のために政治家やってるのか(何に対して誠実なのか)すごく疑問だ。
あと、こんなごまかしがまかり通るのは、マスコミが「おいおい、そんなことどこにも書いてないだろ」とつっこまないからだな。不甲斐ない。安倍首相が「集団的自衛権について公約に書いてないし、国民の支持も得られていません」と認めるまで、責め立てろよ。
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